平成14年5月1日に、私、夢ちゃん、d56さん、高山君(d56さんの後輩)の4名で国道47号線を西に向かい、鳴子、新庄、酒田、山形と回ってきました。
8時になかよしクラブ前に集合。d56さんは昨夜は一睡もしていない模様。「大丈夫かねえ」と思いつつ出発。案の定、鳴子までの道のりで何度も寝てました。
9時40分近くに鳴子に到着。温泉に入ることが出来る場所を探すため観光案内所に行く。そこで何から雰囲気が怪しい親父さんからいくつかの候補地をあげて貰い、その中から「ビール1杯付き入浴券で700円」というちょっと魅力的な内容である中山平温泉(鳴子のちょっと先)の宿を指定する。そこで、入浴券と何故か売っていた「稲庭うどんの切れ端(形を整えるために余ったうどんの端の部分)2kg」を購入。その後、親父さんの怪しげな手つきの誘導(by高山君)により出発。
鳴子から来るまで10分弱程度で中山平に到着。先ほどの怪しい親父さんの話によると、「熱帯植物園の隣にあるから。もし、駐車場がいっぱいだったら熱帯植物園に止めてもいいから。そういうことで話がついてるから」ということだったのですが、みんなの意見は「それは親父の思いこみでは?」と全く親父さんを信用してませんでした(笑)。駐車場は無事空いていたので良かったのですけどね。
到着後、早速風呂に入ることに。宿(名前忘れた)には内風呂(混浴有り)と露天風呂があり、両方とも入浴可能とのこと。天気も良かったので露天風呂の方から先に入ることに。
鳴子温泉郷の温泉は硫黄臭がある温泉なのですが、私は子供の頃、温泉というと鳴子にしか連れて行ってもらわなかったので、単純泉の温泉は温泉という気がしないんですよね。実際は秋保とか作並の方が近いのですが、この点だけで今回の鳴子行きを決めてたりしてます。
露天風呂の入り口には、温泉にはよくある「子宝の神様」がおいてました。思わす手をたたいたりしてました。露天風呂は男湯は当然のように屋根が掛かって無く、近くの道路からは観ようと思えば観ることが出来る距離にありました。まあ、男湯を覗くような人なんてそうそういないんでしょうけどね。
湯船はちょっとお湯が熱めで、夢ちゃんなんかは「あつ!」とか言ってました。普段はぬるい風呂に入っているそうです。あがる頃には入っていた部分が赤くなっていて、どこまでお湯に浸かっていたか一目瞭然でした。また、浸かっていると体がヌルヌルしてきます。これは皮の表面がアルカリで溶けているためだとのこと。石鹸で体を洗ったのと同じ事なんですけどね。夢ちゃんが「ここで誰かウサギとか落としてどろどろに溶かしてくれたりすると面白いんだけどねえ」など言ってました。
露天風呂からあがり、今度は内風呂へ。内風呂は当然窓が締め切っていたのですが、そのおかげでものすごく硫黄臭かったです。お湯も妙に熱かったのでさっさと上がってきたのですが、タオルを忘れて後からきた夢ちゃんにはわざとそのことを言わないでおいたところ、そのままお湯に浸かって「あつ!!」と叫んで直ぐにお湯から出てきました(笑)。
混浴は残念ながら清掃中でお湯を抜いていました。とほほ。
風呂から上がってきて、ビール(運転手の私は烏龍茶・・・)を飲むことに、缶ビールからとか思っていたのですが、真っ当な生ビールが出てきました。烏龍茶もちっちゃい瓶だったのですが2本出てきました。思ったより良心的な宿でした。泊まったら結構良いかもしれませんねえ。
休憩後、そばを食べるため新庄方面へ出発。新庄までは高山君から延々と自衛隊の話や武器の効果などの話を聞いていました。
何年か前に内海さんとソメヤンと私の3人でツーリングに行った際に、ここのそば屋で昼食を食べたので、その記憶を頼りにお店を探していたのですが・・・物の見事に迷いました(笑)。「大きな公民館の裏」ということだけ覚えていたので、最初に見つかった施設の回りをうろうろしていたのですが、そこが間違いの元でして、近くの別な公民館の裏手であることがわかり、そこに移動することに(ここまでに要した時間は30分・・・)。でも、苦労した甲斐があって、そばはおいしかったです。メニューも「そば(冷たいそば)」、「鴨そば(暖かいそば)」しかなく、そこに天ぷらを付けるか付けないかという至ってシンプルな物でした。ちなみに、みんなお腹が空いていたせいか、ただひたすらに黙々とそばを食べていました。
昼食後、「日本海がみたいなあ」という高山君の一言で酒田まで行くことに決定。
酒田へ行く途中、最上川沿線の綺麗な景色を眺めてカーブを曲がると突然朝鮮系の建物が見えてきました。「ナンだこれは!!」と思った瞬間、そこの駐車場へハンドルを切っていました(笑)。
車を降りると、建物だけが朝鮮系というわけではなく、朝鮮の品物が売っていたりする「道の駅」(正確には道の駅に隣接する施設とのこと)であることが判明。「なんでこんな所にこんなものが」とか思いつつ奥に進んでいくと・・・。ひろばの中にこんなトーテンポールを発見!!
怪しい!! なんだこれは!
よく見てみると、隣に「天下大将軍」というトーテンポールも発見。どうも対になっているらしいです。しかし、天下の反対だから地下? 地上でないの? とかいろんな事を考えていたのですが、デジカメを忘れてきていたので、あわてて下の売店で「写るんです」を購入。これで撮って後でなんとかデジタル化しようと心に決める。
さらに奥の方には、朝鮮・韓国の歴史がパネルになってあるのですが、そこには「最大の倭寇、豊臣秀吉の侵略」とか「伊藤博文を暗殺した人(名前忘れた)の写真」とかのパネルがあり、「産経新聞あたりに教えたら飛んできそうな場所(by高山君)」でした。いいのかねえ。
モモカミの里を出てからも、ずっと「地下女将軍」の話ばかりでした。「この川から地下女将軍が現れて食われてしまう」とか、「さっき貰ってきたウドを取り戻すため川から現れるとか(何故?)」・・・。
本当になんにもない良い風景にこんな建物が建っているのですよ | これが入り口。 |
酒田には5時ちょっと前に到着しました。手元の地図の縮尺が大きすぎるためどうやって港に近づくかよく解らなかったため結構ぐるぐると市内をさまよっていました。港の近くまで行くと妙に道路が曲がっていたり、道が舗装されていなかったり・・・。
なんとか、海岸に立っていたタワーを見つけ、そこから日本海を見物することに。d56さんや夢ちゃんは日本海を観るのは初めてとのことでした。私も2回目なんですけどね(笑)。
景色は良かったです。鳥海山とか飛島とかが綺麗に見えましたし。でも、備え付けの望遠鏡(1回100円)でみても鳥海山とかの景観があまり代わらないのはどうなんでしょうねえ。飛島方面には望遠鏡付いてなかったし。
酒田から「お金が掛かるから」という理由から高速道路を使わず国道を走ることに。でも、高速に乗っても私の車に4人乗ると思いっきり踏み込んでも80kmしか出ない(しかも坂道では70kmになってしまう・・・)ので良かったかもしれませんね。
途中、旭日村の道の駅に寄る。ここではバンジージャンプが出来る吊り橋があります。バンジージャンプなんかするつもりはないのですが(保険料込みで5500円は高いですよ)橋からの景色は良いので吊り橋を4人で渡っていると、まだ営業時間3分前なのに施設の職員が入り口に鎖をかけて帰ってしまいました(笑)。別に出られるから良いのですが、普通一声かけるよねえ。
お腹が空いてきたので、d56さんの案内でうどん屋に行くことに。しかし、ここでも記憶(しかも4,5年前の記憶)を頼りに店を探したので、また迷いました(笑)。今日はこんなことばっかりですなあ。
その後、21時過ぎに無事仙台にたどり着きました。
かえってから「地下女将軍」のことをインターネットで調べたのですが、これは韓国ではポピュラーな魔よけなんだそうです。「天下大将軍」は天からの災いを、「地下女将軍」は地下からの災いを防いでくれるそうです。この2つは常に対で設置するのだそうです。