小悪魔マリコちゃん・6

「小悪魔マリコちゃん・その6」


「私みたいなボテ腹奴隷をお使いいただきまして、ありがとうございます…」


アルマ「…て、あの頃、意味もようわからんといっとったわ…」
   「それを聞くと、ヤクザのおっさんは嬉しそうにニヤニヤすんねん…。」

ユウジ「えぐいなぁ…何かエロマンガみたいや…ね。」

…あ!けったいな事いうてしもたか。
せっかくアルマちゃんが過去をわしに教えてくれるいうのに。

アルマ「あははっ、ほんまやね。まあ、うちもそんときは○1歳やからさ。」
   「そんなん意味わかるか〜!みたいな。」

ふぅ〜よかった。笑ろてくれたわ…。
しかしアルマちゃん、明るく話してるけど、ほんまに辛い目にあってんねやな。
○学5年生で妊娠や、しかもヤクザの性奴隷やったって…

アルマ「もともとね、おとんが借金残して死んでもうてさ…」
   「母娘二人で返すにはきっつい額でなぁ。」
   「二人で身体使って返すしかあらへんかった。」

ユウジ「…で、ヤクザの親分の奴隷に?」

アルマ「まあ、性奴隷やね。情婦…まあ愛人なんかと違くて…」
   「一切の自由はないわけやし。」

アルマ「…で、そんときその親分の子を孕んでもうてさ。」
   「それで診察に来たんが、今のダンナさま。かっこいいで。」
   「ちうても、結婚はするつもりないし…って、まだできひんけど。(苦笑)」

ユウジ「へぇ〜。それで、どうやってその生活から…」

アルマ「その親分が死んでん。心臓麻痺やったっけ…。ポックリとね。」
   「で、その時にお腹にそいつの子供がおったわけよ。…うちの長男やね。」
   「もちろん相続権があるわけで、しかも、跡目が他におらんくてさ。」

ユウジ「そいで極妻になったわけやね。」

アルマ「そうそう…って、もう! ならへんって!」

おっ、ノリツッコミおおきに。(^o^)丿

ユウジ「あは堪忍。冗談やって、そいでそいで?」

アルマ「それで、その組のNo.2に借金帳消しの代わりに相続権を放棄するって…」
   「今のダンナ様が話しつけてくれてん。それでそのまま押しかけたんや。」

顔赤らめてから…ほんとに幸せなんやなぁ。

ユウジ「そうかぁ…あ、おかんは?アルマちゃんの?」

アルマ「もちろん、一緒におるよ〜。今、ダンナ様の子供を産んだばかりでな。」
   「まだ、入院しとるよ。おかんは堂々と妊娠できるからな。」

えぇ〜!
どういうことや?…つうか、母娘で同じ人を愛してる…とでも言いますか?

ユウジ「アルマちゃん、どういう事かなぁ…」

アルマ「ああ、つまり二人のダンナ様やね。うちとおかんの。」

いやぁ…世の中には、すごいお人がおるねぇ。
なんかわからんけど、尊敬するわ、ダンナさん。

アルマ「もちろん、ダンナ様はうちとおかんを平等に愛してくれます。」
   「まあ、殆ど一緒にかわいがってもらうんやけど…」


ちょっと、そういう話アカンって。
興奮してまうし。…ちうか興奮してきましたー。(汗)


アルマ「ん?どうしたんモジモジして…」
   「あっ、ゴメン。興奮してしもうたんでしょ?」

ギクッ!
…はい、そのとおりです。
もう隠すん無理なくらいにいきり立っております!(^_^;)

ユウジ「いやっ…まあ、しゃあないですやん。男の場合は…」
動揺アリアリや…妹を孕ましときながら、以外にも小心者です。

アルマ「・・・」


アルマ「なら、うちのお口で慰めてあげよっか?」


…あんた満面の笑みでそないな事いいなや。(汗)
そら、うれしいけど、僕はマリコ以外とそないな事を
するつもりないんや。…意外とな、純情やねんから。

ユウジ「いや、その…恥かかせてゴメン。」
   「そういうんはマリコ以外とはする気ないねん。」

ほんと、アルマちゃんに失礼やけど…僕の誓いっちゅうか…。
そんな意地があるんですわ、一応。(汗)


アルマ「それなら…うちと一緒やね。」

ユウジ「そうなん?」

アルマ「うん、うちもダンナ以外とはせえへんて決めてんの。」
   「うちとおかん、それにうちの娘もを助けてくれたんやもん…。」

アルマ「あの人が私の本当のご主人様や。」
   「心と心でつながっているほんまもんのご主人様。」
   「だから、さっきのも冗談や。試すみたいでゴメンね。」


そうなんか…アルマちゃんとお母さんが、そのダンナさんの子供を
何人も何人も産めるのには、そういう心のつながりがあるわけや。


ユウジ「あ〜ええ事聞いた。ほんま参考になるっちうか…」
   「僕も、アルマちゃん達に負けないキズナをマリコと…」

僕の決意は固くなった。
マリコと産まれて来る子供をしっかりと守りたいってな。
ほんまにアルマちゃんの話聞いて良かったわ。



…うわ、結構話し込んでしもた。
もうそろそろ帰らんといかんみたいやし、
来週の検診までアルマちゃんとはしばらくお別れや。


ユウジ「アルマちゃんありがとうな!」

アルマ「ユウジくんもありがとうね。」
   「同世代の男子なんかにこういう話はなかなかできんやろ。」

ユウジ「いやいや、またマリコの件でお世話になると思うけど…」
   「あ、そういえば気になることが…」

アルマ「ん?なあに?」

ユウジ「アルマちゃんのおかんが産んだダンナさんの子供は…」
   「つまりアルマちゃんにとって妹でもあるわけやけど、自分が産んだ子供は…」
   「そのおかんの子供の姪で、孫で…あれ…ええっと…。」

アルマ「あははっ!ユウジくん、もうちょっと考えてからいいなぁ。」
   「いや、実際、ややこしいからね。うちもよう考えてへんねん。」

ユウジ「そ、そうやね、興味本位でゴメン。子供は子供やしな。」


アルマ「そう、子供は子供。うちらの宝や。」



…バイバイって手を振って、
アルマちゃんは帰っていった。
う〜ん、今日は色々と考えさせられたな…。

…っと、はよ帰ろう!マリコがまだ水着きて待ってたんや!
お腹が冷えるとアカンしな。さっき断ってしまったもんやから、
いきり立つコイツをあいつに鎮めてもらうんじゃ〜!


その7に続く。


注)エセ関西弁です。ご容赦クダサイ。(つД`)


シリーズその6.エセ関西兄妹プレグモノで、SSに重きを置いています。
6回シリーズの予定だったけど、8回シリーズになりますね、多分。
間隔が開きすぎた感がいなめませんが、それもよし。(つД`)

果てしなき追記:話ごとになんか画風が違うのはご勘弁を。m(__)m




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第七話へつづく…。