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マリコ「じゃ〜ん! アタシもうオトナやろ?」 ユウジ「ハイハイ、って、帰ってきて早々裸を見ねんなや、お前。」 マリコ「兄ちゃん、アタシの裸見たくないのぉ? わかった、お腹のせい?」 ユウジ「かわいこぶりっこすなぁ…ちゃうちゃう。もっと節操をもってやな…」 マリコ「お兄ぃ、難しい言葉知ってんなぁ。節操ねぇ…それ、ちゃんとせい言う事やろ?」 「…でも見せたいやん。この胸、身体付き…こないに育ってもうたんやもん。(笑)」 確かに…今更やけどアイツの身体、育ってきてんなぁ。 マリコくらいの年代は丁度、成長期やけど…妊娠でそれが加速したみたいや。 初めてした頃と…別人みたいに身体がちゃうもんなぁ。女体の神秘や。 さらに始末が悪いのはアイツがそれをひけらかす事。ま、わしにだけやけど。(苦笑) マリコ「そうや、お兄ぃちょっとコレ見て。」 そう言うて、マリコが何か出してきよった。 マリコ「マタニティ服ってやつや。ちょっと着てみようか思うてな。」 …えっ?僕はその言葉に耳を疑った。 ユウジ「お前…それどうしたんや? …買ったんか?」 そりゃ驚いたわ。アイツは本当に引き篭もってたんやもん。 外に出る言うてもベランダで日光浴くらいやろ。 マリコ「こういうのお腹大っきなってないと着れへんやん。」 「折角ニンプやってんのや…やっぱ着てみたかったんよぉ。」 ユウジ「そういう意味や無くって…それをどうやって手に入れたかっちゅう事が気になってん!」 マリコ「前にも言うたやん。ネットで準備してるって。」 「ネットで知り合いができてな。その人に譲ってもらってん。」 はぁ?…よう話がわからん。マリコの奴、何してるんやろか。 ユウジ「マリコ、ちゃんとお兄ぃにもわかるように説明せえ。」 恥ずかしい話やけど…アイツはほんまに頭がよう回る。 僕じゃ何してるか想像もできひんかった。 マリコ「そうやね…ええよ。お兄ちゃんにも教えたげる。アタシの準備してる事。」 そう言うと、アイツは語り出した。 マリコ「アタシがインターネットをしたかった理由は、不安解消っちゅうかさ…」 「やっぱ○学生で妊娠や…いくら子供産んでみたい言うてもワカラン事ばかりで…」 アイツ、余裕かましてたけどやっぱ怖かったんか…。 マリコ「で、妊娠・出産の事調べようと思ってたら、あるサイトを発見したんや。」 「T・M・C ティーンマタニティクラブ …って言うんやけどさ。」 …直訳やけど…十代の妊婦の集まりって意味かな? マリコ「気になって見てみたら、アタシのちょっとお姉さん等が色々と情報交換しとってん。」 「なかにはお兄ぃと同じ○学生とかもおったし。…アタシ、そこのBBSでぶっちゃけたわ。」 お前っ…それアカンと違うかぁ。(汗) マリコ「あ、今ちょっと焦ったやろぉ。安心して、お兄ちゃんの事とかは言ってへんから。」 「とりあえず言うたんは1○歳で妊娠してしまいました…ってだけ。」 「大体の人は疑ったりせえへんかった。ま、そう言う事を相談するような場所であるしね。」 「そいでそこで、アルマさん(HN)と出会ったんやわ。」 …誰? マリコ「その人はアタシよりもっとヘビーやで。だって初妊娠がアタシの年より1年前…。」 「で、今三人目を妊娠中っていう。1○歳。そう、お兄ちゃんと同級生やね。」 「おまけに、神戸の人や。家からもそう遠くないんやって。」 世の中ってそんなに狭いのかいな…マリコ以上が居るなんてな。 何でかわからんが、僕はちょっと安心した。 マリコ「アルマさん親切でな。境遇が似てるいうて詳しく話を聞いてもらって…」 「で、その人が協力者になってくれてるんや。お古の服貰ったりな。それがコレ。」 う〜む、ちょっと不安やぁ。一言注意せな。 ユウジ「大丈夫かいな?インターネット上の付き合いだけでそないに信用してよぉ。」 マリコ「大丈夫やって。アタシの人を見る目を信用してぇな。」 「…あ、それと、そのアルマさんな、来月に家に来るでぇ。」 急な話や…オフ会ってやつかぁ?ネッ友がそれ以外で会ういうやつ。 マリコ「アルマさんのダンナさんが医者やねん。これで出産も心配いらへんのや。」 ユウジ「・・・。」 どう言う事?わしとタメならまだ結婚できひんやろ。 マリコはそれ以上はよう言わんかった。楽しみにしとけって…。 何が楽しみやねん! アイツは昔っから人を脅かすのが大スキやってん。 今回の僕、驚きすぎ。もう、混乱してます。(つД`) その5に続く。 |