沖縄旅行

日時 平成16年11月13日(土)〜16日(火)の3泊4日
参加メンバー
(敬称略)
神尾竜一郎

 

 11月13日から16日までの3泊4日の日程で沖縄まで職場の旅行に行ってきました。
 職場の旅行と言っても初日以外は自由行動ということなので参加することにしました。そうでないと面白くないですからねえ。

1日目
 仙台空港に11時集合となっていたため、9時頃家を出発。
 途中、レンタカーを借りていたので、車の中でMDが聞けないと寂しいのでカセットに入れて音を出す奴を購入。2千円ちょっと也。

 10時半頃空港に到着。車を停めるべく安い駐車場を探す。仙台空港周辺では駐車料金が「1日800円」が普通だが(空港へ続く道沿いはだいたいそう)、一旦貞山掘を渡るとぐっと安くなると聞いていたのでわたってみると、値段が一気に半額に。値段が安くてもきちんと空港までは送迎してくれるので何も問題なし。

 国内線は機内食が出ないので昼飯は各自調達。空港に行けばなにかあるだろうとタカをくくっていたのですが、空港の中には高い食堂と高い店しか無いんですねえ。おにぎり2個で380円ってどういうこと? 他に無いから食べましたけどね。

 12時仙台出発。今回で飛行機に乗るのは4回目(伊丹空港往復、広島空港片道)なのですが、どうも離陸の瞬間のあの感覚には慣れませんねえ。
 
 15時少し前に沖縄到着。天気は晴れ。思ったより暑くない。流石に沖縄でも11月は秋なんだねえ。
 早速バスで移動。今回の旅行は10人しかいないのに何故か普通の観光バスで移動。全部の旅行ひとまとめの契約だったのかねえ。無駄に広いスペースを満喫する。
 空港から那覇市街地を抜ける。この辺りの景色は余り仙台と変わらない気がします。「紳士服の青山」や「吉野屋」とかもあったせいかもね。あと、この時期は沖縄でも多少緑が少なく多少寂しい感じです。やはり暑くても夏に行くべきか? 

 市街地を抜け、高速道路(あったんですねえ)を通り万座毛へ。
 多少曇っていましたが、景色は良かったです。もっと晴れていると海が綺麗なんでしょうけどね。

万座毛からの景色。

 万座毛の自販機でドリンクを購入。折角沖縄に来たのだしそれらしい物を探してみると「ゴーヤ茶」を発見。流石に苦い物が苦手な私はそれをパスして「さんぴん茶」なる物を購入。味はジャスミン茶(かっぱ亭で出るあれ)でした。普通。


 16時ホテル到着。マンションでも改造したような妙に台所の広いホテルでした。
 早速、向かいのファミリーマートへ。仙台で売ったいない物を探してみると・・・
・スパムの缶詰
・スパムおにぎり
・タコス巻
・ちゃんぷる弁当 
 等を発見。早速おにぎりとスパムの缶詰を購入。
 まだ、夕飯まで時間があったのでコンビニ裏の砂浜へ。砂浜には珊瑚のかけらが結構ありました。折角なので2,3個拾って帰る事に。
 砂浜でおにぎりを食べていると猫が寄ってきてニャーニャー鳴くのでスパムを少しあげるみる。すると瞬く間に食べてしまい、スパムを置いたところをぺろぺろと嘗め出す始末。よっぽど腹が空いているのかねえ。

ホテル向かいのファミリーマート裏の海岸 猫。ウチの猫と同じ種類ですな。


 18時夕飯兼懇親会。ここまでが職場の行事。大してお金をかけていないので料理はおいしいとは言えなかったです。旅行でお金をケチるとまず料理に来るというのは本当ですな。 

 部屋に戻り、同室の人が結構な回数沖縄に来ている(ダイビングをするんだそうな)ということなので色々と観光スポットを確認する。主に那覇の国際通りの話でしたけどね。でも、参考になりました。
 20時頃、別に人がやって来て部屋で飲み会。オリオンビールで乾杯。

 23時頃寝る


2日目
 天気晴れ。
 同日の人が早めに起きたので合わせて6時半頃起床。まだ外が暗かったです。流石西の方。
 デカを見てから朝食。バイキング形式。なのに、普通に「パパイヤの炒め物」が置いてありました。流石沖縄。

ホテルの窓からの眺め


 8時半にレンタカーを借りる。しかし、私のドライブコースはちょうど「ツールド沖縄」が開催中で交通規制がかかっているので山を抜けた方がいいですよとのアドバイスをもらう。案の定、名護の辺りで引っかかる。とほほ。
 
 最初に行ったのは「今帰仁城跡」。世界遺産だそうな(「琉球王国のグスクおよび関連遺跡群」)。
 到着すると、「チュワン、チュワン」とレーダー音のような妙な音が。入場券を買うときに聞いてみると「オオシマセミ」の鳴き声なんだそうな。ちなみに蝉に近く付くと鳴き声の間隔が早くなっていき面白いです。
 「城跡」ということもあり、石垣だけしか残っていないのですが、それでもそれなりには楽しめました。大体1周15分位ですかねえ。
 あと、高台の上にあるので景色は良かったですねえ。まあ、「見渡せる」というのも城の条件なんでしょうけど。

入り口
昭和37年に造られたものなんだそうな
主郭の跡 城壁
こんなところもあり 外側 城跡からの景色
ここでも猫発見。しかも3匹。
動く尻尾を捕まえようとしてました。


 続いて「美ら海水族館」。
 最初の方はどこの水族館でも同じでヒトデにさわったり、小さな水槽で魚がいたりだったのですが、ここの目玉の一つ、日本最大の大水槽は圧巻です。ジンベイザメやマンタがのびのびを泳いでおり、いろんな角度から見ることにができます。喫茶店も併設されているので何かの飲みながらゆっくりするのもいいなあと思いました。実際、ここを進めた職場の人もビール片手に半日くらいいたことがあるそうな。d56さんにはお勧めかも(笑)。年間パスポートも売っていたのでそういう人結構多いのかも。

 あと、いるかのショーもありました。ショーの後で更にいるかを見学出来るというのは珍しいかも。

 ここからの海の眺めも良かったです。まあ、海はどこでも綺麗なんですが。

水族館入り口付近から見える海岸 何故か入り口付近にあったたこ 水槽の中1
水槽の中2 ジンベイサメ
この水槽、世界最大の水槽なんだそうな。
さめ サメ。下から撮影。
光の加減で見えませんが、下に2匹くらいコバンサメ
がくっついてます。
エイの群れ
天狗の歯
昔、天狗の鼻と言い伝えられたものが実はサメ
か何かの歯だと解り、そこから想像した歯の模型。
サメの歯
いるかのショーの風景。
バックヤードのいるか 亀。


 昼飯は近く(といっても車で15分くらいですが)のきしもと食堂へ。
 ここも職場の人から旨いとの話を聞いていたのでやってきたのですが、店がなかなか見つからない。看板も何も出てないし。地図に書いてあった辺りに車をとめて少し歩いて探すことに。5分くらい探すと発見。それが下の写真の場所。これは見つかりにくいは。
 ここで沖縄そばを食べる。沖縄そばという名前ですが原材料は小麦粉。ソバでないです(笑)。これに三枚肉という豚の角煮とカマボコが入って600円也。
 味は結構美味しかったです。一緒に売っていた「ジャーシー」だか「ジューシー」だかという名前のご飯も旨かったですよ。

これがきしもと食堂の入り口。本当に下町の食堂といった感じ。
もう少し行ったところにここの分店がありこっちは綺麗で駐車スペースもあるとのこと。



 ここから北の方へ向かう。
 しかし、北の方はナンにも無いんですねえ・・。途中で寄った道の駅で紅イモアイスを食べたくらいですね。

 17時頃。一旦ホテルの近くまで戻り「御菓子御殿」へ。ここは御菓子屋でやっているおみやげ物屋さん。格安バスツアーが増えてきてきたせいか、この手のおみやげ物屋さんが増えてきましたね。旅行会社と提携していて必ずコースに入ってますからね。
 で、ここもその手の店らしく、修学旅行生と団体さんでごったがえしてました。
 お菓子はほとんど試食できたので一通り食べてまわり、ここで職場や家、サークルへのおみやげを購入。普通のお菓子は1つ100円近くするのに「ちんすこう」だけ「26個525円」という破格の安さ。当然こればかり購入。

 まだ、時間があったので名護の街へスーパーを探しに行くことに。しかし見付からず。
 結構遠くの方まで(本部)行って、やっとこマックスバリューを発見。
 ここで、「沖縄らしい物」を探し、以下のものを購入。
 ・スパム缶詰(30cmのビックサイズの物もあったが流石に困るだろうと思い止める)
 ・ゴーヤ茶
 ・こーれーぐす(泡盛に島とうがらしを漬けた香辛料。当然辛い)
 ・タコライスの素(タコスのライスでタコライス。でも仙台あたりでも売っていたかも)
 ・ミミガー(豚の耳)スナック、ミミスター
 ・塩(ただの塩。一応沖縄産)
 ・沖縄そば(100円)
 ・三枚肉(豚肉の角煮)

 これ以外は売っている物はそうそう変わらないです。魚に見たことのない物が2,3あるのと肉や卵がこっちより高い気がしました。

 帰りの車のカーナビに見慣れない表示を発見。
 「東シナ海」
 ・・・そっか日本海じゃないんだねえ。南に来たと実感させられました。

 20時ホテルに戻る。
 近くの沖縄料理屋で夕飯&飲み会。
 豆腐よう、とうふチャンプル、泡盛、ジューシーなどを食べる。旨い。如何にホテルの飯がまずかったかと言うことですね。でも、ここホテルと同じ敷地内にあるので経営は同じだと思うんだけどなあ・・・。

 部屋に戻りベットに横になる。
 この日から相部屋の人がダイビングで離島に行っているため個人部屋。ベットの横の有線で延々とアニソンチャンネルを流し続ける。
 しかし、有線のアニソンは最新曲が流れるのに、何でスカパーは駄目なんでしょう? デジタルだから? それともアニソンだけ駄目なの? 

3日目
 朝7時起床。朝食を軽く食べて出発。
 
 最初は「座喜味城跡」。ここも昨日行った城跡と同様石壁のみ。
 あと、修学旅行生らしき高校生を発見。4名一組でタクシーに乗っている人たちを何組か見ました。

遺跡入り口1 入り口2


 続いて「琉球村」。ここは琉球の文化を見るテーマパークだということで行ってみたのですが、行く先々でやっていることは物売りという「お金を払って物を売りつけられる」という不思議な施設でした。これなら入場料をもっと安くするか、ただでも良いじゃないかと思うんですけどね。

昔ながらの沖縄の民家1 民家2
中で民族衣装を作成中。当然売ってます。
三線を弾く人。
シーサー。
ここの近くでシーサーを造ってました。
昔ながらのやり方でサトウキビを生成するの図。 キジムナーの家。


 続いて「勝山城跡」へ向かう。
 途中、3m位の壁があり、カーナビに何も表示されない(画面の半分が灰色になる)所に出る。川か何かと思ったら、近くに「道の駅嘉手納」の文字が。嘉手納基地の横だったのね。
 折角だから道の駅嘉手納に寄ってみる。売っている物は珍しい物は無かったのですが、ここは4階建てで4階が展望台になっていました。展望台に登るとそこから嘉手納基地が丸見えになります。すげえなあ。いいのこれ? 
 そして、3階は嘉手納の歴史を展示している部屋。嘉手納基地が無くなった後の利用予想図とかがありました。個人的には戦前の沖縄の路線図があり、沖縄にも鉄道があったこと事の方は驚きなんですが。ここにこういうのがあると言うことは、上は「展望台」では無く「監視塔」的な意味合いが強いのかも。

嘉手納基地風景 輸送機?


 行く途中ジャスコを発見。折角なので寄ってみる。食品売り場でスパムの缶詰が普通に1コーナーを占めているました。他にも缶詰がかなりの数並んでいるのは島ならではなんですかねえ。

 昼前に「勝連城跡」到着。ここも石壁のみ。景色は最高でした。
 帰ろうとしたときに大量のタクシーが坂から登ってくる。どうも修学旅行の小学生を乗せるためらしい。バスより安いのか?

入り口側
上からの景色。
主郭のあと。


 続いて、地図に「海上道路」と描かれている場所に行ってみることに。ここは島向こうのコンビナート群に行くための橋なのですが、景色も良く、海上を走る気分になります。
 途中寄った道の駅ではアイスが結構な種類売り切れていました。この日が月曜日で昨日客さんがだいぶ来たので売れてしまったんだとか。補充しようよ・・・。

 昼飯は途中見つけたタコス屋でタコスを買う。4個500円也。旨かったですよ。

 続いて「中村家」へ。ここは単に昔のまんまの民家。ぐるっと一回りしておしまい。

 続いて「中城城跡」へ。ここでも石壁のみ。でも、ここは他の所より広かったです。

城跡入り口
上からの景色

 次に斎場御嶽へ。ここは琉球王家最大の聖地でいろんな神事を行ったそうな。

三庫理という場所


 次に「玉城跡」へ。ここはあまり観光用に整備されているわけでは無いため入り口が妙に急だったりしました。

石垣はあまり整備されていないのか
こんな状態でした。
上からの景色。
やはり城からの景色はどこもいいねえ。
海も綺麗だし。


 続いて「波上神社」へ。職場の人から「正月に沖縄に行ったとき神社へ初詣に行く人のせいで国道の車線が1車線になって大変だった」という話を聞き、何故沖縄なのに神社なんだろうと疑問に思い、どんな物か見てみることに。
 神社は普通の神社でした。普通に七五三やっているし、当然巫女さんもいました。
 神社の縁起を見てみると、昔からあった地元の神様なんだそうな。たぶん薩摩藩が来たときか、明治時代に今の形式になったのではないのかねえ。その辺は地方の神社と一緒なのでは?
 ちなみにこの神社の周辺には護国寺、孔子堂、天理教の建物なんかが纏めて建っている宗教集中地区になってました。更にこの道を一本越えると歓楽街だったりしますが・・・。

本殿。


 夕方沖縄のホテルに到着。こちらは完全にビジネスホテル。でも、同室の人がいないので一人で気楽でした。

 夜は国際通りへ。ここで色々と買い物をする。
 最初に泡盛を買うために古酒屋へ。でも、店員のにーちゃん説明下手でした。試飲もあまりさせてくれないしね。
 隣に「米軍の払い下げ品」を取り扱う店を発見。ここで空の薬莢を使用したペンダントや灰皿を購入。宮木君に何か買えればと思い探してみる物のその手の物は結構良い値段がするので断念。

 続いて市場へ。ここは下の市場で買った物を上の店で料理してくれるというシステム。下で中ば強引に伊勢エビを売りつけられ、「まあ旅行だからね」とそのまま購入3kなり。結構良い値段。
 でも、伊勢エビ一匹分の刺身とお汁、魚のあんかけを食べる。旨かったです。

 混んでいたので相席になったのですが、私の前に座っていたカップルが中年のオジサンと若い女性という妙な組み合わせ。「同伴出勤の途中か?」などど下種の勘ぐりをしていると、漏れ聞こえる会話から二人が教師であることが判明。一体どんなドラマがあるんでしょうねえ・・・。

 夕食後はそのままホテルに帰る。酒を飲んでいたのでタクシーを捕まえる。お値段初乗り440円。安いねえ。流石は観光都市。

4日目
 朝食はバイキング。流石にビジネスホテルだけあって、普通のバイキング。沖縄色0。
 
 最終日は午前中しか時間が無いので、8時頃ホテルを出る。
 ゆいレール(モノレール)に乗り首里城へ。
 流石にここは当時の建物を復元しているため見所は結構ありました。石垣が妙に綺麗になっているので聞いてみると、石垣も建物も沖縄戦で焼失してしまったんだとか。元々の石垣はほとんど残っていないそうな。京都には文化財が残っているから空襲しなかったアメリカ軍でもこの辺りには敬意を払ってないのね。 

守礼門 上から見た城内
首里城の開門を告げる銅鑼を鳴らす人 9時になると銅鑼を叩き開門を知らせる。 首里城。中も見学できる。
撮影禁止に付き中の写真なし。
城壁の雑草を取る作業をしていた人。
長い棒で高いところの雑草を取ってました。
もともとの石垣と戦後復興した石垣の境 黒いラインからしたがもともとの石垣。



 帰りにアイスが100円で売ってました。火曜日あたりだとお客さん少ないのかねえ。
 あと、ここでも猫を発見。しかも3匹。客寄せなんですかねえ。

眠そうな猫。


 続いて、玉陵(たまうどん)へ。ここは琉球王朝の墓地なんだとか。下の資料館を見ると、遺体は洗骨するんだとか。このへんも文化の違いですねえ。

玉陵入り口 お墓にあたる場所。ここに骨を納骨する。
こんなところにもシーサー


 続いて周辺を見て回る。石畳の道があると聞いていたのでそれを探すと、それらしい道を発見。たしかに時代を感じる場所ですね。しかも今なお現役で使用されているのがいいですね。なにせ途中で生活ゴミが普通に置いてありましたからね。文化財とかでは無いのね。道が狭いので誰かが集めに来るのかと思ったら小さい収集車で集めに来るのね。
 石段を下まで下りて駅までバスに乗ろうとしたら、なんとバスが朝と夕方しか走っていない道路だと判明。とぼとぼと石畳を上がる羽目に。
 途中休憩をしつつ元の道まで戻ると、今度はバスが行った後でした。時間も無いのでタクシーを拾うことに。

石畳の風景。
そして、ゴミ収集車。


 11時半頃那覇国際空港へ到着。空港内のA&Wというハンバーガー屋で飯を食う。ちょっと高めでした。空港だからかねえ。

 帰りの飛行機は気流の関係か、上昇中かなり揺れたり、ひゅーと落ちたりしてかなりドキドキもんでした。それでも落ちないんだから凄いよねえ。

 15時頃仙台到着。流石に寒かったですね。
 

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